応募部門 | 1.光学顕微鏡部門 |
題目 | 浸炭表層面における摺動疲労損傷の形成過程 |
作品の説明 | 浸炭焼入れをした試験片に対して、摺動試験を実施し、その損傷過程を捉え、ピッチング形態を明らかにした。 |
学術的価値 | 摺動疲労による経時変化を写真で明示化した。浸炭摺動の疲労メカニズムを明らかにし、歯車等の寿命評価に寄与する写真である。 |
技術的価値 | 試験片形状を工夫することにより、面圧を局所的に導入することで、浸炭表層における摺動面のピッチング痕を明瞭に撮影することに成功した。 |
組織写真の価値 | 歯車部品等の負荷状態を模擬した試験片により、摺動疲労の損傷過程を捉える事ができる。 |
材料名 | 低合金炭素鋼、浸炭焼入れ材 |
試料作製法 | 調質後に浸炭焼入れし、表層浸炭層を残存させる特殊な研削加工を施した。 |
観察手法 | 摺動試験前後の試験片を光学顕微鏡にて観察した。 |
出典 | MT-M2020296 |
応募者・共同研究者 | 1. 金澤 智尚, 千葉大学大学院 融合理工学府 地球環境科学専攻
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