会誌編集委員会からのお知らせ

特集企画の投稿募集

下記テーマに関する特集企画の投稿を募集いたします.

■固体中の水素と材料特性Ⅴ (Special Issue on Hydrogen and Materials Characteristic in Solids V)

2020年3月に発行された,日本金属学会誌vol.84, No.3における特集「固体中の水素と材料特性Ⅳ」では,水素吸蔵合金関連で1報,構造材料関連で6報,合計7報の論文投稿があった.また,過去ⅠからⅣまでで合計35報以上の学術論文が寄せられており,本シリーズは好評であると判断される.一方,2020年10月の菅首相による所信表明演説で語られた,2050年にカーボンニュートラルを実現することや,それに合わせて発表されたグリーン成長戦略等,コロナ禍の状況においても,カーボンニュートラルに向けた大きな動きが始まったと捉えることができる.このように,CO2フリーの再生可能エネルギーを主力電源として捉える動きがますます重要視される中で,再生可能エネルギーの変動性および偏在性を補う上でも,水素の利用は今後ますます重要になっていくと考えられる.

 水素の特性として,構造材に微量に溶解し水素脆化を引き起こすことから,できるかぎり水素を固溶しない材料あるいは水素の侵入をブロックできる表面の付与に関する開発が求められる.一方で水素貯蔵材料として利用する場合は,多量の水素が吸蔵される材料の研究開発に加え,水素貯蔵材料の新たな利用を想定した熱による水素の昇圧や水素の吸蔵放出による蓄熱を行う技術の開発が進められている.水素利用がますます一般市民の間に広がってくる中で,上述したような水素を吸蔵しない性質と水素を吸蔵する性質といった,相反する特性を有する材料の開発が,それぞれ求められる.

 過去4回の「固体中の水素と材料特性」に関する特集を組ませていただき,多くの叱咤激励をいただいた.一方,これまでの特集では取り上げられなかった興味深い多くの注目すべき研究成果が,最近の多くのプロジェクトが進められる中で報告されている.こうした理由から,引き続き固体中の水素と材料特性に関する特集を企画する.

上記テーマに関する特集を,日本金属学会誌86巻11号(2022年11月発行)に予定しております.多数ご投稿下さいますようお願いいたします.

  • 掲載予定号:第86巻第11号(2022年)
  • 原稿締切日:2022年5月2日(月)
  • 投稿に際しては,日本金属学会会誌投稿の手引・執筆要領(本会Webページ)に従うこと.
  • 通常の投稿論文と同様の審査過程を経て,編集委員会で採否を決定する.
問合せ先 〒980-8544 仙台市青葉区一番町1-14-32
(公社)日本金属学会会誌・欧文誌編集委員会
TEL 022-223-3685 FAX 022-223-6312
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