2010年度 表彰

~2010年 3 月28日筑波大学筑波キャンパスに於いて,下記の方々が受賞されました.
おめでとうございます.~




第55回 日本金属学会賞受賞者(2010年3月28日)

Emeritus Professor of Materials Science and Engineering, and Physics, Carnegie-Mellon University, Pittsburgh, PA, USA

Thaddeus B. MASSALSKI君




第68回 功績賞受賞者(2010年3月28日)

[物性部門]

東北大学大学院工学研究科准教授 博士(工学) 藤 田 麻 哉君

[組織部門]

東京大学大学院工学系研究科准教授 博士(工学) 阿 部 英 司君

[力学特性部門]

東北大学大学院環境科学研究科准教授 博士(工学) 吉 見 享 祐君

[材料化学部門]

東北大学大学院工学研究科准教授 博士(工学) 高 村   仁君

[材料プロセシング部門]

広島大学大学院工学研究科准教授 博士(工学) 松 木 一 弘君

[工業材料部門]

東京工業大学精密工学研究所准教授 博士(工学) 細 田 秀 樹君

[工業材料部門]

物質・材料研究機構グループリーダー 博士(工学) 御手洗 容 子君

[工業技術部門]

JFEスチール(株) スチール研究所部長 博士(工学) 小 野 守 章君




第49回 谷川・ハリス賞受賞者(2010年3月28日)

[磁場を用いた材料の組織・機能制御に関する研究]

大阪大学大学院工学研究科教授 理学博士 掛 下 知 行君

[電子顕微鏡その場実験法による相平衡及び材料物性の研究]

大阪大学超高圧電子顕微鏡センターセンター長・教授 工学博士 森   博太郎君

[金属系バイオマテリアルおよびチタン合金の熱処理組織と力学機能に関する研究]

東北大学金属材料研究所教授・所長 工学博士・博士(歯学) 新 家 光 雄君

[機能性材料創製に向けたプラズマプロセシングに関する研究]

東京大学大学院工学系研究科教授 工学博士 吉 田 豊 信君




第16回 増本量賞受賞者(2010年3月28日)

[チタン系形状記憶・超弾性合金の発明と開発]

筑波大学大学院数理物質科学研究科教授 工学博士 宮 崎 修 一君

[電子論による水素機能材料の設計と開発に関する研究]

名古屋大学大学院工学研究科教授 Ph.D. 森 永 正 彦君




第51回 技術賞受賞者(2010年3月28日)

[表面処理鋼材の耐食寿命予測技術および耐食鋼材の開発]

JFE スチール(株)スチール研究所主席研究員(部長) 博士(工学) 藤 田   栄君

[切削用コーティング工具材料の開発]

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー部長 工学修士 西 山 昭 雄君

[高機能金属材料の開発ならびに量産化技術の確立]

山陽特殊製鋼(株)取締役粉末事業部長 博士(工学) 柳 谷 彰 彦君




第11回 学術功労賞受賞者(2010年3月28日)

物質・材料研究機構センター長 工学博士 原 田 広 史君

京都大学大学院 エネルギー科学研究科 教授 工学博士 馬 渕   守君

北海道大学エネルギー変換マテリアル研究センター 特任教授 工学博士 成 田 敏 夫君




第41回 研究技術功労賞受賞者(2010年3月28日)

(株)日鐵テクノリサーチかずさ事業所班長 千々岩 義 之君

(株)東海テクノリサーチ技術営業グループ担当係長 郷 谷 一 男君

日立金属(株)磁性材料研究所員 樋 口 勝 央君

東北大学多元物質科学研究所技術室班長 伊 藤 良 雅君

首都大学東京都市環境学部理工研究施設主任 工学士 見 崎 吉 成君

新日鐵住金ステンレス(株)研究センター 宗 野 達 久君

徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部技術員 博士(工学) 田 上   稔君

住友金属工業(株)総合技術研究所業務主任 髙 橋 正 憲君

東北大学工学部・工学研究科技術専門職員 高 橋 忠 雄君

(株)九州テクノリサーチ試験部主任 安 永 文 秋君

(株)日本製鋼所室蘭研究所主任 吉 田   茂君




第12回 若手講演論文(第58回論文賞)受賞者(2010年3月28日)

「Mg-Y-Zn 3 元系 hcp 相における二相分離の熱力学的解析」 (日本金属学会誌73巻 9 号)

九州工業大学大学院工学府 学士(工学) 増本龍一

九州工業大学 大谷博司君,長谷部光弘君

「Chemical-Hydrothermal Synthesis of Bioinert ZrO2-TiO2 Films on Pure Ti Substrates and Proliferation of Osteoblast-Like Cells」
(Materials Transactions Vo. 50 No. 9)

関西大学化学生命工学部専任講師 博士(工学) 上田正人

関西大学(現・(株)コベルコ科研) 佐々木侑未君

関西大学 池田勝彦君

大同特殊鋼(株) 小川道治君

大阪大学 藤谷 渉君,中野貴由君

「Evaluation of Total Materials Requirement for the Recycling of Elements and Materials(Urban Ore TMR) from End-of-Life Electric Home Appliances」 (Materials Transactions Vo. 50 No. 9)

京都大学エネルギー科学研究科助教 博士(工学) 山末英嗣

京都大学 南埜良太君,奥村英之君,石原慶一君

東京大学 醍醐市朗君

「The Effect of Arsenic on the Brittle-to-Ductile Transition in Si Single Crystals」 (Materials Transactions Vo. 50 No. 9)

九州大学工学府 洪 允晶

九州大学 田中將己君,東田賢二君




第14回 優秀ポスター賞受賞者 16名(2010年3月29日発表) (五十音順)

巨大ひずみ加工により作製された超微細粒 IF 鋼の腐食挙動

関西大学 石元裕貴君,春名 匠君, 中川祐一君,京都大学 辻 伸泰君

新規 PEFC 用合金触媒 Pt-Mo の微細構造

久留米工業高等専門学校 鬼木喬玄君,周 致霆君,九州大学 佐々木一成君

薬剤溶出ステントの疲労挙動

東京大学 小野 淑君,申 ライ君,榎  学君,日本メドトロニック 松井公美君,大西正剛君
東邦大学 中村正人君

Zr 基バルク金属ガラスのクリープ変形挙動

宇部工業高等専門学校 河村祐平君, 木村真嗣君,藤田和孝君
東北大学 横山嘉彦君,井上明久君

AZ31 マグネシウム合金の環境脆化挙動に及ぼす塩化物イオンの影響

関西大学 岸本諒太君,春名 匠君

Fe-Mn-Si-C 形状記憶合金の金属組織に及ぼす Si の影響

筑波大学 小山元道君
物材機構 澤口孝宏君,津崎兼彰君

Microstructural Characterization of fcc/hcp Transformation and Reverse Transformation in an Fe-Mn-Si-Cr Alloy

東北大学多元研 權 義杓君,藤枝 俊君,篠田弘造君,鈴木 茂君

Electron holography study on magnetization in exchange-biased MnPd/Fe bilayers

東北大学 鄭 鐘錫君,赤瀬善太郎君,進藤大輔君,
University of Washington Kannan M. Krishinan

RF スパッタリング法による Cr-Si-N-O 薄膜の作製

長岡技術科学大学 白幡 淳君,大堀鉄太郎君,関口文也君,
鈴木常生君,中山忠親君,末松久幸君,新原晧一君

コイルばねクリープ試験法による Al-Mg 系合金の低ひずみ速度変形挙動の評価

九州大学 申 俊杰君,光原昌寿君, 池田賢一君,波多 聰君,中島英治君

電解合成法による超微粒子酸化亜鉛の作製

九州大学 髙木 健君,黒澤慶子君,Hadi Razavi君,助永壮平君,
齊藤敬高君,金子賢治君,中島邦彦君

Ti 合金における α 相析出に及ぼす ω 相ならびに転位の影響

愛媛大学 武市知大君,小林千悟君,仲井清眞君,阪本辰顕君

AE 法と結晶方位解析による Mg 合金の押出異方性の評価

東京大学 鶴井宣仁君,榎  学君, 関 史江君

薄板状酸化物結晶の拡散接合における結晶方位および表面状態の影響

大阪市立大学 中村篤智君,山根拓也君,中村惇之介君,岸田逸平君,横川善之君

スピンポンプ誘起逆スピンホール効果を用いたスピン拡散長解析

東北大学・慶応大学 中山裕康君, 安藤和也君,針井一哉君,齊藤英治君

InSb薄膜における重イオン照射効果

神戸大学 長谷川季也君,新田紀子君,保田英洋君
京都大学 林 禎彦君,義家敏正君




第18回 日本金属学会・日本鉄鋼協会奨学賞受賞者 46名 (2010年 3 月)

北海道大学 工学部 応用理工系学科 応用マテリアル工学コース 平本真紀君

室蘭工業大学 工学部 材料物性工学科 高橋将樹君

室蘭工業大学 工学部 機械システム工学科 傳田  望君

岩手大学 工学部 材料物性工学科 小野寺礼尚君

秋田大学 工学資源学部 材料工学科 山中将史君

東北大学 工学部 材料科学総合学科 金属フロンティア工学コース 菅野公貴君

東北大学 工学部 材料科学総合学科 知能デバイス材料学コース 石原大資君

東北大学 工学部 材料科学総合学科 材料システム工学コース 永井博之君

東北大学 工学部 材料科学総合学科 材料環境学コース 川平啓太君

茨城大学 工学部 マテリアル工学科 佐藤孝俊君

筑波大学 第三学群 工学基礎学類 児玉智志君

東京大学 工学部 マテリアル工学科 杉山一生君

東京工業大学 工学部 金属工学科 長瀬亮祐君

横浜国立大学 工学部 生産工学科 丸山貴弘君

長岡技術科学大学 工学部 機械創造工学課程 田巻  翼君

長岡技術科学大学 工学部 材料開発工学課程 北西俊清君

富山大学 工学部 物質生命システム工学科 江端祐平君

豊橋技術科学大学 工学部 生産システム工学系 鈴木貴之君

名古屋大学 工学部 材料機能工学科 塚原徳久君

名古屋大学 工学部 物理工学科 上野紘一君

名古屋工業大学 工学部 環境材料工学科 玉田裕子君

京都大学 工学部 物理工学科 材料科学コース 設楽一希君

大阪大学 工学部 応用理工学科 マテリアル応用工学分野 伊藤  彰君

大阪大学 工学部 応用理工学科 マテリアル科学分野 納富隼人君

大阪大学 工学部 応用理工学科 澤西央海君

大阪大学 基礎工学部 電子物理科学科 石倉太志君

島根大学 総合理工学部 物質科学科 吉田和平君

香川大学 工学部 材料創造工学科 内田怜志君

愛媛大学 工学部 機能材料工学科 福島  将君

九州大学 工学部 物質科学工学科 草田  翔君

九州工業大学 工学部 物質工学科 西田恵詞君

長崎大学 工学部 材料工学科 池田隆志君

熊本大学 工学部 マテリアル工学科 城野百合君

大阪府立大学 工学部 マテリアル工学科 本田研二郎君

大阪府立大学 工学部 電子物理工学科 吉川真史君

兵庫県立大学 工学部 応用物質科学科 上野景子君

石巻専修大学 理工学部 情報電子工学科 松本壮太君

千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 三好博也君

東京理科大学 基礎工学部 材料工学科 廣戸孝信君

芝浦工業大学 工学部 材料工学科 落合佐紀君

早稲田大学 理工学部 物質開発工学科 加藤一平君

東海大学 工学部 材料科学科 岡部直俊君

金沢工業大学 工学部 機械工学科 高井善之君

関西大学 工学部 先端マテリアル工学科 二井裕瑛君

近畿大学 理工学部 機械工学科 片山圭祐君

山口東京理科大学 基礎工学部 物質・環境工学科 中尾桃子君




第60回 金属組織写真賞 最優秀賞 作品 (2010年 3 月28日)

 1部門:光学顕微鏡部門 第3部門:透過電子顕微鏡部門(STEM,分析等を含む)
 第2部門:走査電子顕微鏡部門(分析,EBSD等を含む)   第4部門:顕微鏡関連部門(FIM,APFIM,AFM,X線CT等)

[第3部門]  CuおよびAlの繰り返し変形による転位組織形成

東京工業大学大学院総合理工学研究科 藤居俊之君 田中寛之君
金沢大学大学院自然科学研究科 渡邊千尋君
東京工業大学大学院総合理工学研究科 尾中 晋君 加藤雅治君

[第4部門]  光電子顕微鏡による鉄隕石の金属組織と磁区構造の観察

財団法人高輝度光科学研究センター 小嗣真人君
日立金属株式会社 三俣千春君




第60回 金属組織写真賞 優秀賞 作品 (2010年 3 月28日)

[第1部門]  鉄合金レンズマルテンサイトのミドリブの起源

東京工業大学精密工学研究所 柴田曉伸君  株式会社神戸製鋼所技術開発本部 村上俊夫君
島根大学総合理工学部 森戸茂一君  東北大学金属材料研究所 古原 忠君
新日本製鐵株式会社 牧 正志君

[第2部門]  急速溶融成長法で作製したGOI薄膜の結晶性評価

九州大学大学院総合理工学府 横溝和哉君
九州大学大学院総合理工学研究院 板倉 賢君 西田 稔君
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 立花繁明君

[第3部門]  球面収差補正つきSTEMによるRe4Si7の原子空孔の直接観察

京都大学大学院生 原田俊太君
京都大学大学院工学研究科 田中克志君 岡本範彦君 岸田恭輔君 乾 晴行君
日本電子株式会社 遠藤徳明君 奥西栄治君

[第4部門]  短波長フェトム秒レーザーを用いた3次元アトムプローブによる絶縁体セラミックスの原子トモグラフィー

筑波大学大学院 陳 一萌君
物質・材料研究機構 大久保忠勝君 森田孝治君 宝野和博君




第60回 金属組織写真賞 奨励賞 作品 (2010年 3 月28日)

[第 2 部門]  コーティングを施した Ni 基超合に形成される第二次反応層に析出した Topologically Close-Packed Phase の 3 次元組織解析

Dept. of Mat. Sci. and Met., University of Cambridge, UK
Aya Suzuki(現:物質材料研究機構 超耐熱材料センター),Catherine M. F. Rae and Richard Beanland

[第 3 部門]  Dislocation Channeling Deformation (DCD) in Neutron- irradiated 316SS

北海道大学大学院工学研究科 橋 本 直 幸君


表彰 (日本金属学会)

~2010年 9 月25日北海道大学工学部オープンホールに於いて,下記の方々が受賞されました.
おめでとうございます.~




第58回 日本金属学会論文賞受賞者 (6 編29名)(2010年 9 月25日)

[物性部門] 1 編 (4 名)
経路積分セントロイド分子動力学法による BCC 金属中の水素拡散性とその温度依存性の評価

(日本金属学会誌 73巻 8 号)

大阪大学大学院基礎工学研究科 准教授 博士(工学) 君 塚   肇君

大阪大学大学院基礎工学研究科 特任研究員 博士(工学) 森   英 喜君

大阪大学 (現・JFEスチール(株)) 修士(工学) 牛 田 裕 己君

大阪大学大学院基礎工学研究科 教授 博士(工学) 尾 方 成 信君

[組織部門] 1 編(5 名)
Precise Resistivity Measurement of Submicrometer-Sized Materials by Using TEM with Microprobes

(Materials Transactions Vol. 50 No. 6)

東北大学 (現:物質・材料研究機構) 博士(工学) 川 本 直 幸君

東北大学多元物質科学研究所 准教授 博士(工学) 村 上 恭 和君

東北大学多元物質科学研究所 教授 工学博士 進 藤 大 輔君

北海道大学 (現:金沢大学イノベーション創成センター) 博士(工学) 畔 原 宏 明君

北海道大学 (現:中央大学) 理学博士 徳 本 洋 志君

[力学特性部門] 1 編(4 名)
Constitutive Relation for Ambient-Temperature Creep in Hexagonal Close-Packed Metals

(Materials Transactions Vol. 50 No. 12)

総合研究大学院大学 (現:宇宙航空研究開発機構) 博士(工学) 松 永 哲 也君

東京大学 (現:三菱重工業(株)) 修士(工学) 亀 山 達 也君

首都大学東京 (現:富士重工業(株)) 修士(工学) 高 橋 孝 平君

宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所教授 工学博士 佐 藤 英 一君

[材料化学部門] 1 編(4 名)
Evaluation of Phase Diagrams for the Al2O3-CaO-SrO System by In-Situ Observation Using Confocal Laser Microscope

(Materials Transactions Vol. 50 No. 2)

東京大学 (現:日本ブレーキ工業) 修士(工学) 黒 木 志 典君

新日本製鐵(株)技術開発本部マネジャー 博士(工学) 齋 藤 吉 俊君

新日本製鐵(株)技術開発本部部長 工学修士 松井泰次郎君

東京大学生産技術研究所 教授 工学博士 森 田 一 樹君

[材料プロセシング部門] 1 編(5 名)
Tailoring Thermally Induced Nano-Quasicrystallization and Deformation-Assisted Nanocrystallization for Mechanical Property Improvement in Zr-Al-Ni-Cu-Pd Bulk Metallic Glasses

(Materials Transactions Vol. 50 No. 8)

東北大学学際科学国際高等研究センター 准教授 博士(工学) 才 田 淳 治君

東北大学金属材料研究所特別教育研究教員 博士(工学) Albertus Deny Setyawan君

東北大学金属材料研究所 准教授 博士(工学) 加 藤 秀 実君

日本電子(株) EM 事業ユニット チームリーダー 博士(工学) 松 下 光 英君

東北大学 総長 工学博士 井 上 明 久君

[工業材料部門] 1 編(7 名)
Effects of Phase Constitution of Zr-Nb Alloys on Their Magnetic Susceptibilities

(Materials Transactions Vol. 50 No. 10)

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所准教授 博士(工学) 野 村 直 之君

東京医科歯科大学 (現・日本ライフライン(株)) 修士(医科学) 田中裕生子君

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 修士(工学) 蘇 亜 拉 図君

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 修士(医科学) 近 藤 亮 太君

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所助教 博士(学術) 土 居  壽君

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所助教 歯学博士,博士(工学) 堤 祐介君

東京医科歯科大学 生体材料工学研究所教授 歯学博士,博士(工学) 塙 隆夫君

[第8回まてりあ論文部門] (2 編 6 名)
強冷間圧延と再結晶・粒成長による金属間化合物の集合組織~結晶方位はどのように「記憶」されるか?~

(まてりあ 48巻 9 号)

物質・材料研究機構 主任研究員 博士(工学) 出 村 雅 彦君

物質・材料研究機構 主幹研究員 博士(工学) 許   亜君

京都大学大学院 工学研究科准教授 博士(工学) 岸 田 恭 輔君

物質・材料研究機構 特別研究員 工学博士 平 野 敏 幸君

動的再結晶-連続反応と不連続反応

(まてりあ 48巻10号)

電気通信大学 学長特別補佐 工学博士 酒 井   拓君

電気通信大学 知能機械工学科准教授 博士(工学) 三 浦 博 己君

[第13回若手講演論文部門] (3 編 3 名)
Ti-Mo-N 反応性スパッタ薄膜の硬さに及ぼす熱処理の効果

(日本金属学会誌 74巻 3 号)

東北大学大学院工学研究科 修士(工学) ○小宮山翔子君

東北大学大学院工学研究科准教授 須 藤 祐 司君

東北大学大学院工学研究科教授 小 池 淳 一君

電子顕微鏡その場観察による Mg 系水素貯蔵材料の反応メカニズムの検討

(日本金属学会誌 74巻 3 号)

北海道大学大学院工学研究科 修士(工学) ○小 野 晃 史君

北海道大学大学院工学研究科特任助教 礒 部 繁 人君

北海道大学大学院工学研究科特別研究員 王   永 明君

北海道大学大学院工学研究科准教授 橋 本 直 幸君

北海道大学大学院工学研究科教授 大 貫 惣 明君

Growth Behavior and Interfacial Character of Ir3Y Precipitates in the Ir2 Y Lave Phase Matrix

(Materials Transactions Vol. 51 No. 3)

物質・材料研究機構主任研究員 博士(工学) ○関 戸 信 彰君

物質・材料研究機構グループリーダー 御手洗容子君




第33回 日本金属学会技術開発賞受賞者 (12編50名)(2010年 9 月25日)

1. ショットピーニング投射材用 1200HV 級 FeCrB ガスアトマイズ粉末の開発

(まてりあ 第49巻 1 号)

山陽特殊製鋼(株) 粉末事業部係長 学士(理学) 澤 田 俊 之君

山陽特殊製鋼(株) 取締役粉末事業部長 博士(工学) 柳 谷 彰 彦君

2. マイクロメートルサイズの酸化銀粒子を用いた高温環境向け鉛フリー接合技術の開発

(まてりあ 第49巻 1 号)

(株) 日立製作所材料研究所 主任研究員 博士(工学) 守 田 俊 章君

(株) 日立製作所材料研究所 研究員 修士(工学) 保 田 雄 亮君

(株) 日立製作所材料研究所 研究員 博士(工学) 井 出 英 一君

大阪大学大学院工学研究科 教授 工学博士 廣 瀬 明 夫君

3. 高耐衝撃性マグネシウム合金の製造技術の開発

(まてりあ 第49巻 1 号)

(株)栗本鐵工所技術開発本部担当部長 博士(工学) 廖   金 孫君

(株)栗本鐵工所機械システム事業本部主任 修士(工学) 堀 田   真君

(株)栗本鐵工所機械システム事業本部グループ長 修士(工学) 閤 師 昭 彦君

(株)栗本鐵工所機械システム 事業本部プロジェクトマネジャー 工学修士 金子貫太郎君

大阪大学接合科学研究所 教授 博士(工学) 近 藤 勝 義君

4. 省資源型高強度電磁鋼板 SXRC の開発

(まてりあ 第49巻 1 号)

住友金属工業(株)総合技術研究所主任研究員 修士(工学) 田 中 一 郎君

住友金属工業(株)総合技術研究所部長研究員 博士(工学) 屋 鋪 裕 義君

住友金属工業(株)和歌山製鉄所参事補 岩 本 繁 夫君

住友金属工業(株)和歌山製鉄所参事補 修士(工学) 高 丸 広 毅君

住友金属工業(株)和歌山製鉄所参事 博士(工学) 中 山 大 成君

5. 超高圧架空送電線用高強度インバー合金線の開発

(まてりあ 第49巻 2 号)

山陽特殊製鋼(株)研究・開発センターグループ長 修士(工学) 中 間 一 夫君

山陽特殊製鋼(株)研究・開発センター主任研究員 修士(工学) 仮 屋 哲 朗君

山陽特殊製鋼(株)常務取締役技術企画管理部長 博士(工学) 磯 本 辰 郎君

住友電気工業(株)導電製品事業部主席 工学士 佐 内 正 雄君

住友電気工業(株)エレクトロニクス・材料研究所グループ長 修士(工学) 西川太一郎君

6. 高温熱交換器用耐熱ステンレス鋼板「NAR-AH-7」の開発

(まてりあ 第49巻 2 号)

住友金属工業(株)総合技術研究所 主任研究員 博士(工学) 西 山 佳 孝君

住友金属工業(株)総合技術研究所 主監部長研究員 工学博士 大 塚 伸 夫君

住友金属工業(株)総合技術研究所 主任研究員 修士(工学) 來 村 和 潔君

(株)住友金属直江津 カスタマー技術部参事 工学修士 阿 部   賢君

7. 自動車排気系用高性能チタン合金 Super-TIX®10CU(NB)の開発

(まてりあ 第49巻 2 号)

新日本製鐵(株)鉄鋼研究所 主幹研究員 博士(工学) 大 塚 広 明君

新日本製鐵(株)鉄鋼研究所 主幹研究員 工学博士 藤 井 秀 樹君

新日本製鐵(株)チタン事業部 グループリーダー 理学修士 高 橋 一 浩君

新日本製鐵(株)チタン事業部 マネジャー 理学修士 正 木 基 身君

新日本製鐵(株)チタン事業部 マネジャー 教養学士 佐 藤 麻 里君

8. 高強度低温仕様鋼材向けフラックス入りワイヤの開発

(まてりあ 第49巻 2 号)

(株)神戸製鋼所材料研究所 企画担当課長 修士(工学) 岡 崎 喜 臣君

(株)神戸製鋼所材料研究所 主任研究員 博士(工学) 石 田   斉君

KOBE WELDING SINGAPORE PTE.Ltd Maneger 修士(工学) 日 高 武 史君

(株)神戸製鋼所溶接事業部門 主任研究員 工学修士 末 永 和 之君

9. 加工性に優れる自動車骨格部材用 TS980MPa 級電縫鋼管の開発

(まてりあ 第49巻 3 号)

JFEスチール(株)スチール研究所主任研究員 修士(工学) 荒 谷 昌 利君

JFEスチール(株)スチール研究所主任研究員 博士(工学) 石 黒 康 英君

JFEスチール(株)知多製造所主任部員 工学修士 郡 司 牧 男君

JFEスチール(株)東日本製鉄所主任部員 工学修士 佐 藤 昭 夫君

10. 熱処理変寸制御性に優れるマトリックス冷間ダイス鋼 DCMX の開発

(まてりあ 第49巻 3 号)

大同特殊鋼(株)研究開発本部 副主任研究員 修士(工学) 清 水 崇 行君

大同特殊鋼(株)研究開発本部 室長 博士(工学) 井上幸一郎君

大同特殊鋼(株)ステンレス・工具鋼事業部主任部員 工学士 関 谷   篤君

11. 成形加工性に優れた耐磨耗鋼板「JFE-EH-EF」の開発

(まてりあ 第49巻 3 号)

JFEスチール(株) スチール研究所主任研究員 修士(工学) 植 田 圭 治君

JFEスチール(株) 厚板セクター部主任部員 学士 鈴 木 伸 一君

JFEスチール(株) 東日本製鉄所主任部員 修士(工学) 室 田 康 宏君

JFEスチール(株) 西日本製鉄所主任部員 工学修士 渡 邉 好 紀君

12. Ni フリー Ti 合金製歯列矯正器具の開発

(まてりあ 第49巻 3 号)

トミー(株)研究部 主任研究員 西 喜久雄君

Korea Institute of Industrial Technology, Researcher Ph.D 鄭   澤 均君

東北大学金属材料研究所 研究員 工学修士 鐙 屋   匡君

東北大学金属材料研究所 教授 工学博士 正 橋 直 哉君

東北大学 名誉教授 工学博士 花 田 修 治君




第20回 日本金属学会奨励賞受賞者 (7 名)(2010年 9 月25日)

[物性部門]

京都大学大学院工学研究科助教 博士(工学) 岡 本 範 彦君

 受賞者は,複雑な結晶構造を有する熱電変換材料について,元素置換によりナノ構造・組織を変化させ,熱電特性の向上を図る研究を行ってきた.主な業績として,空孔規則化 Ba-Ge 系クラスレート化合物の結晶構造解析や,ケージ構造のサイズと内包原子サイトの分裂幅ならびに格子熱伝導率間の相関を明らかにしたことなどが挙げられる.またチムニーラダーシリサイド化合物に特異的に導入される界面が熱電特性の向上に有効であることを見出しており,今後の更なる進展が期待される.

[組織部門]

京都大学大学院工学研究科助教 博士(工学) 柴 田 曉 伸君

 受賞者は,鉄合金マルテンサイトをはじめとする鉄鋼材料の組織形成に関する基礎的研究を行ってきた.主な業績として,(1) マルテンサイトの内部微視組織や結晶学的特徴を精密にキャラクタリゼーションし,その成因を解明したこと,(2) マルテンサイトの形態を支配する因子を特定したこと,(3) 局微小領域力学特性解析によりマルテンサイトの粒界強度を精密に評価したこと,等が挙げられる.現在は巨大ひずみ加工組織からの相変態挙動の解明に取り組んでおり,今後のさらなる展開が期待される.

[力学特性部門]

京都大学大学院エネルギー科学研究科助教 博士(エネルギー科学) 袴 田 昌 高君

 受賞者はナノポーラス金属の製造・特性評価・応用に関する研究ならびに軽量マグネシウム合金の温間鍛造技術開発に従事してきた.主な業績として(1) 脱合金化を応用しパラジウム・ニッケル・ニッケル-銅などの新しいナノポーラス金属を創製したこと,(2) ナノポーラス金属の力学特性や磁性・水素吸蔵-放出特性等の特異性を明らかにしたこと,(3) マグネシウム合金連続鋳造材の鍛造素材としての開発などが挙げられ,軽量構造材から機能素材までの幅広い分野において今後の展開が期待される.

[材料化学部門]

九州大学大学院工学研究院准教授 博士(工学) 齊 藤 敬 高君

 受賞者は,金属・ガラス・セラミックスの高温プロセッシングに関する酸化物融体の粘性をはじめとする物理的性質を測定してきた.主な業績として,両性酸化物を含む多元系シリケートの粘性,希土類を含むオキシナイトライド融体の粘性および表面張力等の高精度な測定と急冷ガラスの構造解析を行い,融体物性との関連を明らかにした.また近年では,固体と融体の誘電率の差を利用した電気容量法による酸化物融体の結晶化検出に取り組んでおり,今後の更なる展開が期待される.

[材料プロセシング部門]

東京大学大学院新領域創成科学研究科講師 博士(科学) 松 浦 宏 行君

 受賞者は,金属製錬を中心とする高温反応プロセス,リサイクルプロセスに関する研究開発を進めている.主な業績として,(1) 同位体交換反応法を利用した溶融スラグ-ガス間の CO2 の反応機構解明,(2) 製錬ダストに含まれる有価金属の高効率回収プロセス開発のための亜鉛,鉛の塩化揮発反応の物理化学の解明,(3) マルチフェーズフラックスによる溶銑脱りん反応のミクロ反応機構解析などが挙げられる.高温物理化学に基づく環境調和型プロセスの開発・高機能化に取り組んでおり,今後の更なる進展が期待される.

[工業材料部門]

物質・材料研究機構主任研究員 博士(工学) 北 嶋 具 教君

 受賞者は,耐熱材料である Ni 基超合金及び材料設計手法の研究開発を行ってきた.主な業績として,(1) Phase-field 法と Calphad 法を併用した実用 Ni 基超合金の組織形態予測モデルの提案,(2) 白金族元素 Ru や Rh を含む次世代 Ni 基超合金の開発およびその耐酸化性の解析,(3) 材料の損傷や変形の予測結果を取り込み,エンジン性能を予測するバーチャルジェットエンジンの開発,等が挙げられる.これらの成果はいずれも独創的かつ優れた成果であり,今後の発展が期待される.

[工業技術部門]

ナカシマメディカル(株) 開発部主任研究員 博士(工学) 杉 野 篤 史君

 受賞者は,“空間デザイン(加工)”と“熱酸化(熱処理)”という極めてシンプルでかつ,一般的な生産技術によりチタンに対して骨組織親和性を付与する技術の開発に成功した.この成果は工学的にも極めて意義深い成功であることはもちろんのこと,生体・福祉材料分野における新しい流れを導く学術的にも意義あるものである.さらに,同氏は,本技術を産学官連携のもと製品化まで極めて短期間で導くことにも成功しつつあり,将来の日本金属学会,特に生体・福祉材料分野と産業界をつなぐ人材の一人になると期待される.




第8回 日本金属学会功労賞受賞者 (3 名)(2010年 9 月25日)

[学術部門]

東北大学大学院工学研究科教授 工学博士 原   信 義君

 受賞者は,長年に渡って金属材料の腐食機構の解析と防食法の研究に従事してきた.電位変調反射分光法による耐食金属・合金の不働態皮膜の in situ 分析法の開発,人工不働態皮膜の合成と耐食性評価および機能性薄膜材料としての応用,マイクロ電気化学プローブを用いた局部腐食機構解析と新規耐食合金探索のためのコンビナトリアル手法の開発,水質制御のための pH および溶存ガスセンサの開発などを行い,多くの成果を挙げてきた.これらを通して腐食科学・工学の発展に多大な功労があった.

[学術部門]

筑波大学大学院数理物質科学研究科教授 工学博士 宮 崎 修 一君

 受賞者は,長年に渡って形状記憶合金の基礎研究と実用材料の開発を行ってきた.研究対象としてきた主な材料は,Cu 系及び Ti-Ni 系形状記憶・超弾性合金,Ti-Ni 系と Ti-Ta 系の高温形状記憶合金,スパッタ薄膜形状記憶合金,生体用チタン基形状記憶・超弾性合金,ゴムメタルである.いずれの合金でも,材料の基礎研究に根ざした実用材料の開発を行ってきた.成果の一例として,Ti-Ni 超弾性合金が世界で始めて開発され,その技術を用いて極めて安定した Ti-Ni 形状記憶合金の作製も可能になった.原著論文,解説・総説,著書,特許,特集号編集等を通じて,幅広く金属学に関する学術の進歩発展に功労があった.

[技術部門]

新日本製鐵(株)技術開発本部フェロー 工学博士 潮 田 浩 作君

 受賞者は,長年にわたり一貫して自動車用薄鋼板の基盤研究と開発・実用化に従事してきた.主な業績は,1)薄鋼板における再結晶や析出・変態を制御し特性を向上させる指導原理を提案し,2)それらを非時効深絞り用低炭素鋼板や超加工性鋼板等の極軟鋼板,及び塗装焼付硬化鋼板や TRIP(変態誘起塑性)鋼板等の先進的高強度鋼板の実用化に適用し,3)更には連続焼鈍技術を高度化した点にある.これらを通して,薄鋼板分野の技術並びに学術の進歩発展に多大な功労があった.




第8回 日本金属学会学術貢献賞受賞者 (10名)(2010年 9 月25日)

北海道大学大学院工学研究科教授 工学博士 大 貫 惣 明君

 受賞者は材料の損傷過程の研究(照射誘起偏析,相変化,照射硬化)に卓越した研究業績を収め,特に超高圧電子顕微鏡による核融合炉材料の研究,最近の水素吸蔵合金の研究は著名である.国際学術活動は,米国パシフィックノースウエスト国立研究所との共同研究のほか電子顕微鏡や核融合炉材料の国際会議のキーパーソンが挙げられ,学術・教育の国際交流においては,日韓の電子顕微鏡分野や日中の材料分野の共同研究を推進するとともに,韓国や中国からの研究者・留学生の受け入れや日本人研究者・学生の派遣などに尽力し,学術の発展へ多大な功績があった.また,日本金属学会理事,同北海道支部理事や各学会の理事,評議員を務め,学会活動に貢献をしている.

島根大学総合理工学部教授 理学博士 小 野 興太郎君

 受賞者は,イオン加速器付電子顕微鏡その場観察法等により,高純度金属をはじめ,原子炉・核融合炉材料中の重水素やヘリウム,高エネルギー自己イオン等の照射効果について優れた研究成果をあげている.特に,ヘリウムバブルのブラウン運動と拡散挙動,転位や粒界との相互作用,カスケード損傷効果,格子間原子集合体の一次元運動などを統計的定量的に明らかにした成果は,電子顕微鏡その場観察法の可能性を拓いたもので高い評価を得ている.また,最近は,プラズマ計測用ミラー材の研究にも成果をあげている.

熊本大学大学院自然科学研究科教授 工学博士 河 原 正 泰君

 受賞者は,金属生産工学の分野で研究業績を上げると共に,産学官連携事業と地域振興事業に貢献してきた.研究面では,スラグからの重金属の溶出防止,メッキスラッジやファンネルダスト等の廃棄物からの金属回収と無害化といった,環境・リサイクル分野で特色ある研究を行っている.さらに最近では,海底鉱物資源からの有価金属の回収や廃小型家電からのレアメタルの回収にもチャレンジしている.また受賞者は,金属工学に関連する各種学会の理事,評議員,九州支部長を歴任し,平成20年度の日本金属学会・日本鉄鋼協会合同秋期講演大会では実行委員長を務め,学会の発展にも貢献している.

福井工業大学工学部教授 工学博士 神 田 一 隆君

 受賞者は長年にわたりダイヤモンドやダイヤモンド状カーボン(DLC)などの炭素系薄膜の研究開発に携わり,顕著な業績をあげてきた.なかでもダイヤモンド薄膜については切削工具への適用研究に尽力し,世界で最初に高性能なダイヤモンドコーティング工具の開発に成功した.また,セラミック薄膜のコーティング装置開発を行い,新しい傾斜対向型のマグネトロンスパッタ装置を開発するとともに,それを DLC 薄膜へ適用して,その特性改善と摩擦現象の解明に取り組み,多くの成果をあげている.

千葉工業大学名誉教授 工学博士 雀 部   実君

 受賞者は,鉄鋼製錬の高温物理化学および鉄鋼科学技術史に関して研究してきた.鉄鋼製錬の高温物理化学の分野では,溶融スラグ中の酸素の透過度を測定する方法を考案し,溶融スラグ中に遷移金属の酸化物が存在すると酸素の透過度が飛躍的に大きくなることを明らかにした.また,ジルコニア固体電解質が雰囲気の酸素分圧から受ける影響を研究し,溶融金属用酸素センサの測定精度向上に寄与した.鉄鋼科学技術史の研究では,現代の鉄鋼技術の変遷について研究し,技術変化についての法則性を探り成果をあげた.

秋田大学大学院工学資源学研究科教授 工学博士 原     基君

 受賞者は,長年にわたり,金属材料の高温腐食と耐環境性表面の創製に関する研究に従事し,溶融塩腐食の環境および材料因子からの解明,ハロゲン化物ガスを含む環境での高温酸化特性の解明,溶融塩を媒体とした電析による耐食コーティングの創製,酸素欠損型 TiO2 の光電気化学特性の解明,高耐食アモルファス合金電極の開発など多くの研究成果をあげ,耐環境性材料分野の学術発展に貢献した.

兵庫県立大学大学院工学研究科教授 工学博士 深 浦 健 三君

 受賞者は,2 相ステンレス鋼や冷間工具鋼などの微細組織と強度,変形,破壊との関係について微視的観点からの研究に従事し,それらの解明に尽力した.工具鋼ではギガサイクル疲労の先駆的研究を行い,最近は地球資源保全,省資源化の立場から,射出成形法と固相窒素吸収法を併用し,無 Ni-Mn の高窒素高強じん性 γ 系ステンレス鋼の創製に成功するなど,鉄鋼開発分野の発展に貢献した.また県内企業の発明等に係わる審査や講習会などを通じて鉄鋼の材料科学的思考の啓蒙と人材育成に尽力した.

名古屋工業大学大学院工学研究科教授 工学博士 武 津 典 彦君

 受賞者はイオン導電性固体の基礎的研究およびその成果を金属工学へ応用する立場から,固体イオニクスの分野で研究を進めてきた.特に水素イオン(プロトン)伝導性酸化物の基礎研究および材料開発についてはその発見の初期より携わり,アルミナ基プロトン導電性固体電解質を新たに開発し,溶融金属中の水素量をリアルタイムに計測できるセンサーの開発に成功した.さらに,金属工学の分野で観察される新奇な現象について固体イオニクスの立場からそのメカニズムを解析するなどの成果をあげている.

新日本製鐵(株)顧問 Sc.D 松 宮   徹君

 受賞者は連続鋳造と凝固基礎研究において,面縦割れ発生機構解析,バルジングの解析,矯正変形解析,内部割れ限界ひずみ測定,差分法を用いた凝固ミクロ偏析解析,凝固偏析による介在物組成の変化解析,SR―X 線を活用した鋼のセル状凝固のその場観察等,独創的な成果を挙げるとともに,多元系のミクロ偏析,ならびに,介在物の競合晶出解析,介在物の相図等に計算熱力学,第一原理計算の活用を先駆的に推進した.

住友金属工業(株)総合技術研究所部長研究員 博士(工学) 屋 鋪 裕 義君

 受賞者は,主にモータの鉄心材料として使用される無方向性電磁鋼板への高機能付与の研究開発に取り組んできた.特に,低鉄損と高磁束密度を高次元で両立した高効率モータ用無方向性電磁鋼板の研究開発に注力し,P 添加と焼鈍条件の最適化による集合組織制御が有効であることを見出し,その実用化を推進した.また,硫化物制御により磁気特性を劣化させることなく打ち抜き性や切削性を改善した高加工性電磁鋼板や,高価な合金の添加を極力抑えた省資源型高強度電磁鋼板の研究開発など多くの成果をあげている.




第7回 日本金属学会村上記念賞受賞者 (1 名)(2010年 9 月25日)

東北大学名誉教授 工学博士 石 田 清 仁君

 受賞者は,鉄鋼材料,Ni 基及び Co 基合金,はんだ合金,形状記憶合金や磁性材料をはじめ各種合金の相安定性について熱力学的な研究を行い,磁気変態や規則変態が相平衡や相変態に大きな影響を及ぼす事を明らかにした.また CALPHAD 法によって鉄鋼,はんだ,Cu 基や Co 基合金の熱力学データベースの構築を行うとともに,結晶粒成長や相変態を利用した組織制御と状態図に基づいて,Pb フリー快削鋼,強磁性形状記憶合金や Co 基スーパーアロイ等の新材料を開発するなど基礎から応用にわたって貢献した.




第7回 日本金属学会村上奨励賞受賞者 (2 名)(2010年 9 月25日)

東北大学大学院工学研究科准教授 博士(工学) 佐 藤   裕君

 受賞者はアルミニウム合金,マグネシウム合金,チタンおよびチタン合金,鉄鋼等の各種構造用金属材料の摩擦攪拌接合(FSW)過程における材料組織学的な研究に取り組み,接合中の材料流動や初期酸化皮膜の挙動などを含む接合機構ならびに諸特性を大きく支配するミクロ組織形成メカニズムに関する先駆的な成果を数多く報告してきた.いずれも摩擦攪拌接合部の高性能化,信頼性向上および接合プロセス改善に大きく寄与するものであり,今後の更なる発展が期待される.

東京理科大学基礎工学部准教授 博士(工学) 田 村 隆 治君

 受賞者は,準結晶とその近似結晶の電子物性と相転移に関する研究を行い,数多くの業績を挙げている.特筆すべき業績としては,おびただしい数の近似結晶における,正20面体クラスターに内包された 4 面体が 100~200 K の低温で反平行に整列する規則-不規則相転移の発見が挙げられる.この発見により金属において新しい配向相転移の存在を確立した.受賞者は準結晶以外にも,ナノコンポジット磁性合金や高融点金属アモルファス合金など新規な金属材料の研究も行っており,卓抜した業績を挙げつつある.




第15回 優秀ポスター賞受賞者 23名 (2010年 9 月26日)(五十音順)

超臨界水の赤外吸収スペクトル測定及び可視光・その場観察

東京理科大学 宇部卓司君,石黒 孝君

積層型 Nd-Fe-B 系ナノコンポジット PLD 厚膜磁石の微細構造

九州大学 太田周作君,板倉 賢君,西田 稔君,長崎大学 中野正基君,福永博俊君

Zr 基バルク金属ガラスの高温旋削特性

宇部工業高等専門学校 大西 拓君,藤田和孝君,森下泰雄君,東北大学 横山嘉彦君,井上明久君

β-Ti および Zr 合金における時効 ω 相析出形態の 3 次元観察

九州大学 河合智也君,富久田晃司君,光原昌寿君,波多 聰君,板倉 賢君,中島英治君,西田 稔君

Ti-Ni 合金 B19′マルテンサイトの自己調整構造に及ぼす合金組成の影響

九州大学 河野英人君,西浦智弘君,板倉 賢君,西田 稔君,東京工業大学 稲邑朋也君

超強加工された純アルミニウムの再結晶挙動に及ぼすひずみ量の影響

東北大学 近藤由佳君,廣地泰介君,紙川尚也君,古原 忠君

スパッタリング法により作製した酸化チタン薄膜の光電気化学特性と光触媒活性

九州大学 坂本博紀君,田端 悠君,有田 誠君,増田正孝君

流体を熱電パネルに垂直に吹きつけた発電のシミュレーション

北海道大学 佐々木祐人君,鈴木亮輔君,Aalborg University Min Chen君

生体アパタイト配向化に対する Klotho 遺伝子の役割

大阪大学 佐藤文治君,石本卓也君,李 志旭君,中島奈津紀君,中野貴由君

有機溶媒中での電解プロセスによる金属・合金表面のナノポーラス化

大阪大学 鈴村貴大君,土谷博昭君,藤本慎司君

電解析出法による高強度 Ni-W ナノ結晶合金の作製

兵庫県立大学 高島佐衣君,上野景子君,山崎 徹君

超高圧下で合成した Mg-Zr-A(A=Li, Na, K)水素化物の水素貯蔵特性と結晶構造

産業技術総合研究所 竹市信彦君,志田賢二君,楊 肖君,田中秀明君,栗山信宏君,境 哲男君

SiC マイクロパイプ生成の環境依存性

関西学院大学 戸賀瀬健介君,西谷滋人君,金子忠昭君,東北大学 徳本有紀君,米永一郎君

HVEM-Tomography による亀裂先端転位群の発生・増殖機構解明

九州大学 中村拓人君,定松 直君,本田雅幹君,田中將己君,東田賢二君

マイクロスケール引張試験による複層鋼板の機械的性質評価

熊本大学 平下皓一君,松田光弘君,大津雅亮君,高島和希君

種々の粒径・粒界方位差を有する純アルミニウムの引張変形挙動

東北大学 廣地泰介君,近藤由佳君,紙川尚也君,古原 忠君

Al-Ti 系微細化剤における Al3Ti 粒子分布が Al 鋳造材組織に及ぼす影響

名古屋工業大学 古川資生君,佐藤 尚君,三浦永理君,渡辺義見君

SEM 内その場観察を用いた Sn ウィスカーの形成機構解析

九州大学 堀上禎悟君,桑野範之君

HRTEM および EELS によるΣ3 対応粒界ファセットの原子構造・電子状態評価

北海道大学 三宅牧人君,坂口紀史君,渡辺精一君

ARB 加工による Cu/Al 積層材の強度と組織の変化

東京工業大学 山田拓矢君,藤居俊之君,尾中 晋君,加藤雅治君

第一原理引張試験によるトランプエレメントの Fe 粒界脆化機構

京都大学 湯浅元仁君,中澤拓己君,平嶋芙美君,馬渕 守君

シリコン表面レーザー誘起ナノドットの微細構造解析

北海道大学 吉田 裕君,渡辺精一君,谷津茂男君,坂口紀史君,
柴山環樹君,大久保賢二君,高橋平七郎君,日立製作所 加藤隆彦君, KEK 川合將義君

NiMnGa/Silicone/Polystyrene 複合材の磁場によるバリアント再配列挙動

東京工業大学 渡邉結衣君,奥野元貴君,稲邑朋也君,細田秀樹君,東北大学 清水良央君,金高弘恭君




日本金属学会各賞の概要並びに英語表記はホームページ:表彰関係 をご覧下さい.




  2011年日本金属学会各賞のご推薦について  

◎  多くの優秀な候補者をご推薦いただくため,会員からのご推薦 (正員 3 名以上連名)をもとめております.
論文賞の推薦は編集委員,論文査読者,評議員の他に著者ご本人からの自薦も認めております.
多数のご推薦をお待ちしております.

  推薦締切日 会 告
 第59回論文賞  2011年 2 月20日 (12号)
 第 9 回功労賞  2011年 2 月20日 (12号)
 第 9 回学術貢献賞  2011年 2 月20日 (12号)
 第21回奨励賞  2011年 2 月20日 (12号)
 第 8 回村上奨励賞  2011年 2 月20日 (12号)