日 本 金 属 学 会 会 報

ま て り あ

2000 Vol.39 No.3
Materia Japan


ミニ特集「高炭素鋼の組織制御と機械的性質」

ミニ特集企画にあたって 梅本 実 219
超微細フェライト・セメンタイト組織とその機械的性質 古原 忠 牧 正志 220
共析鋼の超強加工による組織変化と歪時効 梅本 実 225
アトムプローブによる伸線パーライト鋼の元素分布の研究 宝野和博 230
工業材料としての高炭素鋼線―その製造と利用― 樽井敏三 235
強伸線パーライト鋼の水素存在状態と遅れ破壊 高井健一 239


解説

機能調和人工格子による超五感センサと脳型メモリの創成 田中秀和 田畑 仁 川合知二 243

生体の五感を模倣し,さらに越える感度を持つ“超五感センサ材料”や,それらの情報を特徴的な形で伝え,記憶する“脳型メモリ材料”について述べる.


最近の研究

生体用リン酸カルシウム系ガラス関連材料の設計とチタン合金表面への被覆 春日敏宏 250

チタン合金表面への強固なコーティングを目的とした,骨と化学結合する新ガラス-セラミックスを,リン酸カルシウムベースで設計できたことを簡単に紹介.


トピックス

環境浄化型 TiO2 複合炭素材料 坂 志朗 256

木炭や活性炭は有害な物質を吸着します.でも分解はしてくれません.ここで紹介する炭素材料は,半永久的に有害物質を無害なものにしてくれる働きものです.


資料

焼き入れ鋼硬化の古典論とマルテンサイト命名の真相 清水謙一 R. Gotthardt 257

マルテンサイトは最初「何」に対して名付けられたか? 焼き入れ鋼の硬化に関して「炭化物」派と「同素変態」派の間に展開された19世紀末の論争とマルテンサイト命名の真相を紹介する.
材料学の大学教育に関する私論 Adrian P. Sutton 259

オックスフォード大学材料学科のカリキュラムの紹介とイギリスとアメリカの大学院教育に対しての私見を展開.


新技術・新製品

メカノケミカル法を利用した廃蛍光管からのレアアース非加熱逐次分離法の開発 嶺岸 正 266
バルク超電導体の樹脂含浸処理による機械特性の改善 富田 優 根本 薫 村上雅人 269
合理的溶接施工に寄与する微細オースフォームドベイナイト型 570 MPa 級厚板シリーズの開発 藤原知哉 中村浩史 岡口秀治 川畑友弥 永吉明彦 272
アークを熱源に用いた溶解凝固制御装置の開発―アークキャスト法の新展開― 横山嘉彦 深浦健三 砂田久吉 高木健児 菊池捷範 275
マグネシウム合金製テレビ外装部品の開発 西川幸男 松村圭三 宝  晃 磯見 晃 曽山隆彦 278
重荷重鉄道用過共析鋼レールの開発 上田正治 内野耕一 影山英明 小林 玲 281
d-HDDR 法確立による高性能 NdFeB 異方性磁粉の開発 本蔵義信 三嶋千里 御手洗浩成 284
赤外線加熱とコールドガスフローを併用した広帯域温度連続スイープ型熱膨張計の開発 佐藤眞人 長屋 浩 藤田麻哉 山内理恵 深道和明 287
流動層ボイラ伝熱管の摩耗特性評価技術の開発 園家啓嗣 梶谷一郎 木原重光 290


談話室

開発研究テーマのシーズを見い出す三本立開発研究の効用 小林 勝 293
当たり前だと思いこんでいること 前 義治 294
最近の溶射研究 田村英樹 295
低エネルギーイオン照射による表面欠陥の生成と回復 平山博之 296
熱間連続圧延による新製品・新機能製品の創出 蛭田敏樹 297


研究所紹介

大阪府立産業技術総合研究所 金田博之 298
大阪市立工業研究所 渡辺博行 向井敏司 石川皓一 大神田佳平 299


「まてりあ」広場

透過電子顕微鏡観察における薄膜方位合わせ 伊藤吾朗 300


はばたく

鉄とアルミニウムのあいだ 渡辺恵司 301


本会記事

日本金属学会誌掲載論文 302
Mater. Trans., JIM 掲載論文 302
支部行事 303
共催行事 303
協賛行事 304
掲示板 306
書評 308
新入会員 308
洋書新刊情報 309
行事カレンダー 310
国際会議一覧 311
「まてりあ」次号予告 308


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